スティルウォーター

娘がフランスで捕まった。父親マットデイモンは娘を釈放するべく奮闘するが、、、

表:フランスで捕まった娘を釈放させる

裏:何かを得て、何かを失う現実?

最初は娘の無実を証明するために何でもするつもりだったマットデイモン。その過程で出会ったフランス人シングルマザーと仲良くなり、娘の釈放が難しいことを知ると、その家庭と月日を過ごしかけがえのない関係を築いていった。娘の事件の真犯人を見つけ、監禁して事件解決を計画するも警察に見つかり、逮捕かと思いきや逃れる。そして違法な手法で行ったDNA鑑定で娘が釈放。無事に帰国できる。しかし、監禁したことがフランス人シングルマザーにばれ、関係を失った。

本当の目的は達成できたのに、何とも言えない喪失感を味わった作品だった。娘の言動に振り回された結果監禁することになったが、結局娘は父に偽証をしていた。なんだ、こいつ。散々振り回してごめんって。最初はそう思ったが、本当はそんなつもりじゃ心境じゃ嘘もつくかと何とか納得。身内だから父親も助ける心境もわかる。ぎりぎり。

あのままフランスで暮らせばよかったんじゃ。関係が失われ子供と抱き合うシーンでそう思った。でも監禁した時点で後戻りはできない。

何ともすっきりしないもやもやとした状態でエンディングを迎えた。

スティルウォーター変わらない町。